腸を整えると笑顔に
腸がすべて【2回目】の今日は、【腸の秘密について】引き続きお話ししたいと思います。
「腸を大切にしていたとはとても言えないような食生活をしていたとき、一気に不調が押し寄せてきた。」
一人暮らしを始めた頃のわたしの経験です。
風邪をひきやすくなったり、便秘と下痢を繰り返すようになったり。
今となっては、「不調の原因が腸にあった」のは言うまでもありません。
腸は免疫の要
通常、免疫細胞は、血液やリンパ液(細胞から余分な水分や老廃物を運ぶ無色透明の液)の流れに乗って体に異常はないかパトロールしていますが、全身に均等に分布しているわけではありません。実は、免疫細胞の約7割は腸に集中しているのです。具体的には、小腸に約5割、大腸に約2割いると考えられています。
(中略…)
では、なぜ腸に免疫の要所としての役割が与えられているのでしょうか。それは、腸を含む消化管が体外と直接つながっているからです。
「腸すごい!医学部教授が教える最高の強化法大全」文響社から引用
「口→食道→胃→小腸→大腸→肛門」と続く一本の管を消化管といいます。
この消化管、体の内側だと考える方も多いのではないかと思います。
内側ですよね…。カラダの中だし。
私は内側としか考えられず、外側だといわれても全くピンとこなかったんです。
でも、消化管は体の外側とつながっているってわかりますか?
わたしがわかりやすいと思ったのが、【ちくわ】
「ちくわの内側の穴の表面は内側でしょうか?外側でしょうか?」
ちくわの内側の穴は内側だけど…
内側の穴の表面は外側の空気と触れていますよね。
だから、【外側】。
つまり、消化管も口から肛門まで、人間の内側に一本通っている穴として考えると、外の世界とつながっている「体の外」。
そう考えると、腸に免疫細胞が集中している理由もわかります。
腸が、外側からの侵入者、ウィルスや細菌から体を守るための防御壁となっている。
そして、「免疫細胞の約7割が腸に集中している」のです。
腸が健康でなかったなら?そう考えるとこわいですよね。
私が大学時代、風邪ばかりひいていた理由も今では納得できます。
一度風邪をひくと、なかなか治らなかった理由も…。
色々なウィルスや細菌が体の中に入り込まないようにするためにも、腸を健康に保つことは本当に大切なんですね。